菊島之星(ジューダオヂーシン)は、巨大な船の形をしたお土産屋さんです。
澎湖の定番スポットのひとつとなっています。初めて遠目で目にしたときは本当に船だと思っていました
1階部分に個人商店がたくさん集まっており、澎湖のお菓子や海産物、玄武岩などのさまざまな澎湖らしいグッズが販売されています。
初めて訪れたときにはTシャツや、灯台モチーフのボールペンなど安価な雑貨を色々買いました。手帳に記念のハンコを押したりワクワク感がありました
しかし、だんだんと船内のにぎわいが減り寂れてきてしまっているのは否定できません。特にオフシーズンは寂しすぎます…。
台湾人観光客は、土産店に行くというよりも、夜のライトアップの撮影や、裏にある船尾焼烤BBQを目的に訪れている人が多めの印象です。
正直、澎湖リピーターや在住者にとっては目新しいものはない…のですが、それでもちょっとのぞいてみるとけっこう楽しかったりもする場所です。
玄武岩グッズ(ハンコ)の品ぞろえが良いところが文具好きとしてのおすすめポイント!
2019年に新しく玉冠嫩仙草の菊島旗艦店がオープンしています。下の記事の民福店(本店)は11月から冬休みです。
本店は持ち帰り専門店ですが、菊島の星のほうはイートインのお店です。
ほかに鰭十二という日本料理のお店が出店しています。お寿司やお刺身、その他一品料理が食べられるそうです。
寂れたスペースが活気づいて良いのではと思います
「菊島之星」 の場所|アクセス
住所:澎湖縣馬公市漁隆路50
営業時間:8:30~21:30
馬公市の中心部の目立つところにあります。メインストリートから徒歩約5分です。
菊島之星|入り口から中の様子
乗船~!出入り口はいたってふつう。
台湾には少ない自動販売機が設置されています。台湾はいたるところにコンビニとドリンクスタンドがあるので、めったに利用する機会がありません。
初めて見かけたときは面白いと感じた広告。5年以上前から見覚えがあります。
お相撲さんは飲んだら痩せちゃうから厳禁よという意味のお茶のペットボトルの宣伝ですね。無糖だし私もよく飲んでいました。問題なく太りましたけど…。
船内は奥行きがあり広いです。 この写真の手前では、お菓子や海産物などが中心に販売されています。私も何度か利用しました。
全く誰もいないのは、こちらの写真は11月中旬のオフシーズンに撮影したものだからです。冬季は店じまいしたお店がほとんどですね。
夏の時期にはもっと多くのお店が開いており、ある程度観光客でにぎわっているのでご安心を!
澎湖でたまに出現するイグアナ(?)兄貴。自由な雰囲気です。
玄武岩グッズでおすすめは?
澎湖は台湾の三大火山群でありほとんどの岩質が玄武岩から成り立っています。
たくさん採れるので、置物・キーホルダー・ペンダントなどさまざまなものに加工され名産品となっています。
黒っぽい色をしているのが玄武岩です。フクロウやネコなど可愛らしいモチーフのものが多く、これならクマの木彫りより断然飾りたくなりますね。
玄武岩のハンコが可愛い
一番実用的なのは玄武岩のハンコです。外国人も作りにくるので、漢字のほかにアルファベットも使用できますよ~!私は文具好きなので、ついつい何個も作ってしまいました(笑)
こちらはそのうちのひとつです。掘り代込みで150元でした。
本格的なもの以外に、このような観賞用も記念品としてはおすすめです。漢字ならたくさんの字体からも選べるので遊べます。
残念ながら、ひらがなやカタカナには対応していません。もしかしたら日本人観光客が増えれば、対応してくれるようになる可能性大な気はします。
きちんとしたものを作る場合は、「日本の実印でもいけるのどれかな?」というのも相談にのってくれます。私も実際に澎湖で彫ってもらったハンコを役所で印鑑登録しました。
少し注意しないといけないのは、台湾人には日本人の名前の並びがよく分からないということ。ほとんどの台湾人の名前は漢字3文字ですが、日本人は4文字が多いですよね?
そのため仕上がったときに苗字と名前の位置が逆になってしまうこともあるんです。押したときのイメージも紙に書いて同時に念押ししておきましょう。
いつも船内に入って左手側のおそらく2店舗目で依頼していました。前日に依頼すると翌日には仕上がっています。
また、澎湖は玄武岩以外にも澎湖文石が採れるところとしても有名なのでそちらのハンコも作れます。
ただし貴重なのでお値段は高いです。澎湖人の友達がプレゼントしてくれたので大切にしています!
ちなみに私は澎湖文石がどこにあるか探すスキルを澎湖で身に付けました。といってもカケラばかりですけどね
船尾焼烤BBQ
澎湖で台湾人の友達と初めて行ったバーベキューがここでした。
大人気なので予約なしだと待ち時間があり遅くなる場合がほとんどですが、具材が豊富で牡蠣も食べ放題なのでおすすめのお店です。
牡蠣を焼いたことがなければ、開けるのにコツがいるのではじめは難しいかもしれません。私は牡蠣オンリーのBBQで上達しました!
食べごろやコツも書いているので役に立つと思います。
場所:菊島之星のはしっこ
営業時間:18:00~23:00
※冬期休暇あり
金額:3時間 390元/人
台湾のバーベキュー
個人的にバーベキューは苦手で、持ってきたり取り分けたり気を遣うのが本当ムリ、後片付けも大変で最悪という印象だったのですが、澎湖のバーベキューは全部用意されているのでとても気軽です。
というかそもそもそんなリア充ではないので、日本では成人してからやったことは1回だけ。派遣社員時代に職場の人たちと淀川で!(笑)
台湾人と行くとみんなすごく親切にお世話してくれるし、かといって押しつけがましくもない自由な雰囲気なので居心地が良かったです。
家の前の道端でBBQしていても何の問題もないのが自然に思えました。
台湾のバーベキューといえば、食パンにタレをつけて焼いたお肉をのせ、はさんで食べるのが定番人気の食べ方なので、ぜひお試しください。
夏季限定の屋台で食べる海鮮
澎湖には1年中やっている観光夜市はないですが、夏季には菊島之星の横あたりにちょこっとだけ屋台が出店しています。大体毎年9月下旬頃まで。
ここで牡蠣などの貝(一皿100〜200元くらい)と台湾ビールで外飲みするのが至福の時間でした~!
船に乗って頑張って離島へ行くのもいいけれど、のんびりと1日を過ごすのも島の楽しみ。
ほかにもイカや魚、ソーセージなど好みのものを焼いてもらえます。
澎湖の秋冬は本当に風が強く、全部飛ばされてしまうので夜市を屋外でするのは無理なのが残念ですね。もっとも閑散期に入るとお客さんも来ないと思います。
日本の冬は寒いから澎湖というのはおすすめできない。なぜなら澎湖もダウンを着ないと辛いくらいそこそこ寒いのです…。
澎湖の大漁おじさん像
菊島之星の前の道の向かい側で、でっかい鯛をかかえている漁師さんの石像です。夜になるとライトアップされます。
おじさん像のまわりのベンチに、本物の台湾のおじさんたちが寝転んで涼みながらおしゃべりしている姿をよく見かけました。
伝わりにくいかなと思いますが、おじさん像とおじさんが馴染みすぎていてどことなくシュールな光景で面白かったです。
電気BOXのイラスト
レトロ感が出ていて思わず写真におさめた1枚です。
菊島之星(菊島の星)まとめ
- 澎湖で大人気のスイーツ玉冠嫩仙草の菊島旗艦店がOPEN(2019年)
- 菊島之星は船の形をしたお土産屋さん
- 澎湖の名産品はひと通り揃う
- 夜にはライトアップされて綺麗
- 船のはしっこに人気のBBQがある
- 夏季限定で屋台が出店
- 玄武岩のハンコが可愛い
- トイレあり
夏のシーズン中はなんだかんだいってにぎわいがあり、旅行気分が盛り上がります!
あと、実は10年くらい前にはここからすぐのところにスターバックスがありました。しばらく撤退していてやっと2017年にシェラトン澎湖に併設されました。
菊島之星の菊島とは澎湖のことをさしています。毎年4~5月頃から天人菊という野菊がいたるところで開花するためです。澎湖県の県花になっています。
澎湖の秋冬は、風が強く想像以上に冷え込むので、植物にとっても厳しい気候。
冬の間は雑草に見える天人菊も、春の訪れとともにこんなに綺麗な姿を見せるんですね
澎湖島の定番土産
ピーナッツ菓子「花生酥」
バラマキ用の少量パックが欲しければ、菊島之星がおすすめです。
澎湖のハーブティー「風茹茶」のティーバッグ
澎湖の風茹草もキク科のハーブです。ティーバッグも販売されているのでお土産としても最適だと思います。
私も石けん作りの先生へのお土産のひとつにしましたが、喜んで頂けました。