澎湖を初めて訪れたとき、台湾の観光客に人気だよ
と教えてもらったメニューが、燒肉飯(シャオロウファン)とかぼちゃビーフンです。台湾人の間では、澎湖といえば海鮮の島なのに、わざわざ焼肉飯を食べるということはそれだけ名物なんですね~!
かぼちゃビーフンは、かぼちゃと炒めたビーフンかな?と大体予想がつきますね。
日本人の思い浮かべる焼肉とのギャップがあるのと、台北ではほとんど馴染みのないメニューだからです。
私も台湾南部や澎湖のローカルフードを全然知らなかったので、想像とは違うものが運ばれてきて「へーっ!」と驚きました。焼肉定食の焼肉じゃなかった!(笑)
台湾風のトンテキ丼です。揚げているので衣のほとんどないカツ丼ともいえます。
「美味しそう!」と思ったあなたはきっと台湾ごはんと相性が良いですよ(❛ᴗ❛人)
毎週食べるのはキツいですが、たまに無性に食べたくなってGO!していました。
高雄でも焼肉飯の人気店はいくつかありますが、澎湖のはまた違った感じです。なんといってもお肉が厚切りなんです。
澎湖には、また別に超有名店「馬益路(マルイ)」があり、そちらも厚切りの豚肉を使用しています。
今回は焼肉飯と、澎湖で一番食べごたえがあって美味しい讚哥のかぼちゃビーフンについて中心に書いていきます
讚哥麵攤(讚哥燒肉飯)の場所|アクセス
馬公市の中心部、メインストリートから徒歩で行けます。
こちらのお店の前の廟(ミャオ)も、台湾のガイドブックに載っている有名なお寺です。
讚哥麵攤(讚哥燒肉飯)
住所:澎湖縣馬公市光明路20
営業時間:9:00~22:00
燒肉飯|台湾風のトンテキ丼
ごはんの上にドーンとのっかる存在感。厚切りです。付け合わせの野菜はその都度変わります。
焼肉というと牛肉のイメージですが、こちらの焼肉は豚肉です。
実は私も「焼肉じゃない…」とちょっとテンションが下がったのをなんとなく覚えています(笑) でも台湾、澎湖の焼肉も負けてはいません。
甘辛い風味と、やわらかさに「これはこれでけっこうイケる」とごはんがすすみます!厚切りなので、食べ終わるころにはかなりの満足感。
ガッツリ系を食べたあとは、仙草かき氷を食べてさっぱりとするのがおすすめです
金瓜炒米粉|かぼちゃビーフン
澎湖名産のかぼちゃをメインとした具材とビーフンを炒めた料理です。
たまに勘違いしている人がいましたが、かぼちゃがビーフンに練り込まれているわけではありません。
澎湖が生まれ故郷のかぼちゃビーフン。海鮮料理店のメニューのひとつとして提供されることが多いですが、そのほとんどは具材がかぼちゃのみというシンプルなものです。
「やっぱり澎湖のかぼちゃビーフンは別物!」と評判なんです。澎湖産のかぼちゃの美味しさがその違いを生んでいるのかなと思います。
こちらは豚肉やイカなど海鮮入りで特別感があります。かぼちゃの切り方も細すぎず適度な固さが残っており、澎湖ならではの地元の味を満喫できますよ。
ふつうの食堂のメニューにあることは珍しいので、ぜひ一度注文してみて下さい
ボリュームのあるフライドチキン丼
台湾グルメといえばフライドチキンも有名ですね。大きなフライドチキンがどーんと乗ったメニューもあります。これで90元でした。
瓜仔雞湯|きゅうりと鶏肉のスープ
きゅうりの醤油漬けと骨付き鶏肉のスープです。
台湾のスープは薄味なことがほとんどですが、こちらは醤油風味とチキンスープでしっかりめの味付けでした。
チキンは骨の部位を利用しています。お肉もしっかり付いているのでボリュームがあります。
豬血湯|豚の血スープ
名前のまま、豚の血液をプルプルに固めたものがメインのスープです。吸血鬼が飲んでいそうな見た目ではないのでご安心を。台湾の多くの食堂で提供されています。
豚の血という部分だけで食べられない人が多いですね。私は余裕で食べられるというかけっこう好きなスープです。
臭みもほとんどなく、ほのかにレバーの風味がするような気がするだけであっさりとしています。食感は寒天のよう。
豚の血だけではなく、鴨血といってアヒルの血バージョンもあり、そちらは鍋の具材としてよく使われています。鴨血は臭みがあるので、豬血のほうが食べやすいと思います。
私はお餅が食べられないので、豬血糕(豚の血にもち米を混ぜて固めた食材)は嫌いです…。
豚やアヒルの血は貧血を防ぐといわれていますが、通常は混ぜ物入りの大量生産品なので基本的に体にはそんなに良いものではないでしょう。
ただ、豚の血スープで検索すると感染症など怖いワードが出てきますが、台湾ではそんな問題は聞いたことがないので、その点はそこまで心配しなくていいと思います。
はまぐりスープ
澎湖ならどこのお店でも美味しい貝のスープ。
どんなメニューともあうので、迷ったときは貝のスープを選ぶと間違いがないです。生姜の風味がピリッときいています。
澎湖土産にも!お店オリジナル「菜莆ジャン」が辛くて美味
澎湖島は台湾のオイル漬けソース「ジャン」の宝庫だと思います。こちらのお店にもほかにはないオリジナルがあります
菜莆醬(ツァイプージャン)
150元
日本にも買って帰ったことがあるくらい気に入った一品。
菜莆(ツァイプー)は、台湾の切り干し大根のこと。食感が絶妙なんです。実は、ずっと切り干し大根ではなく、干しきのこだと思っていました(笑)
こちらは雞絲飯。ふつうはササミ+たくあんなどの付け合わせの場合が多いのですが、こちらは野菜や昆布の千切りがたくさん入っていて個性的。
こういったごはんメニューに少し添えて食べるのが美味しいです。あとからくる辛さなので、食べすぎには注意ですよ~!
肉燥飯にも
コリコリしていて、本当に癖になります。お店の常連さんも、持ち帰りをするときに小袋に入れて持ち帰っていました。
焼肉飯、かぼちゃビーフンとあわせてぜひ試してみてください
ちなみにオーソドックスな小魚入りのジャンも販売されています。讚哥燒肉飯まとめ
- 澎湖らしい焼肉飯とかぼちゃビーフンが食べられる
- 切り干し大根入りの菜莆醬(ツァイプージャン)をお土産に