和慶遊艇という会社主催のイカ夜釣り体験ツアーに行ってきました。こちらのパンフレット写真、真ん中の夜釣小管がイカ夜釣りのことです。
台湾では牡蠣などの海鮮が美味しいところとして有名な澎湖ですがイカ(小管/シャオグアン)もその内のひとつ!
小管麵線というイカ入りのにゅうめんや、花枝丸(イカ団子)が特に美味しいと有名です。
花枝丸は、台湾人観光客からも「澎湖のものは特別!」と大人気です。澎湖の人は、台湾本島の花枝丸は偽物ねと言っていたりします。
食べるのは好きなものの、正直イカ釣り、というか釣り自体にはほとんど興味がないのでどうしようか迷いました。
海洋牧場の釣り遊びが意外と面白かったということもあり、一度は行っておいて損はないかも?と思い、今回申し込んでみました
今の時期はちょうど澎湖一大イベントの澎湖花火節が行われているため、その曜日に合わせたツアーに申込むと海上から豪華な花火を眺めることができるんです。これが決め手でした。
日本で船から花火を観るチケットはかなり高額なので気軽にとはいかないですが、澎湖でなら1,500円以下で体験できちゃいます!
花火の打ち上げ時間は15分くらいなのであっという間なものの、とても綺麗でやっぱり損はなかったと感じました。
夜釣小管ツアーの申し込み方法・料金
街中のどこの旅行会社へ入っても申し込めます。今回は知人の旅行会社でお願いしました。
もちろん直接南海遊客中心(離島への観光ツアーなどの拠点)で「夜釣小管」というプレートが出ている窓口で聞いて申し込んでもOKですよ!
花火の日は月曜日と木曜日です。19:00から2時間半のツアーが組まれていました。
観光シーズン中、イカ夜釣りツアー自体は毎日運航していますが、特に花火の日は人気があります。料金はひとり400元(約1,500円)でした。
申し込む会社や場所により違いがありますが400~500元が相場です。
集合場所|南海遊客中心
Wハートが人気の七美(チーメイ)など、離島への観光ツアーの拠点になっているので、たくさんのツアー運航会社のカウンターが並んでいます。
広々としていて綺麗です。1階にはトイレも2箇所あります。
これからシーズンを迎えると、もっと多くの人で賑わいます。
南海遊客中心内の売店で買ったうずまきアイス30元(約110円)
実は全家(台湾のファミマ)では25元で売っていました…。値段じゃない、利便性が大切 (笑)
乗船!レインボーブリッジの見える釣り場へ移動
夜に船に乗ることがなかったのでちょっとワクワクします。シェラトンホテルもとても綺麗でした。
約10分海上を進んでいきます。途中、けっこう揺れましたが全然平気です。ただ、酔い止めはしっかり服用していました。
釣り場へ到着後、イカ釣りの説明があります。
ルアーでのイカ釣り(エギングというらしい)で、とりあえず水中に落としてタテに竿を動かす…みたいな感じでした。
イカ夜釣りに挑戦
レインボーブリッジを眺めながらイカ釣り体験ができます。
海面が青く透き通っていてとても綺麗でした。
実は港に近いほうのイカ釣りは、なかなか釣れないとよく耳にします。
やっぱり誰も釣れないというか、イカの気配もないまま(本当にこのあたりにいるのかと思うほどw)しばらく経過…。予想通り釣れない。
だんだん、みんな飽きてきた頃に(台湾人は特に早いですね 笑)、小管麵線が登場〜!
澎湖名物の小管麺線を船の上で食べる
自分たちでよそって頂きます。味がしっかり目であおさの風味が美味しい麺線でした。
自由におかわりができるので3杯食べました~!まだまだ余っていました。
イカのお刺身に期待していましたが、結局出てきませんでした。
生魚片(刺身)が食べられるとパンフレットに記載されていなかったっけ!?と思って、帰宅後よく見てみたら「釣れたら」でした(笑)
ただ、イカ夜釣りツアーに参加したことのある人に聞いてみると、ツアーによって、釣れなくてもサービスしてくれたり事情は様々なようです。
ちなみに今回は結局誰ひとり釣れず…。実は釣りやすいポイントでのイカ釣りツアーはまた別にあるようです。私は早々に諦めていたので、海上での時間をのんびりと過ごしました。
いよいよ21時からは花火観賞
音楽はかすかに聞こえてきますが、静かな中でドーン、ドーンと上がるのを眺めるといった感じです。
いつもは近くでしか観ないので、広い画面で観ているような気分でした。
花火の期間に澎湖旅行するなら、イカが釣れなくても満足できるかな?と思います。
澎湖観光夜市を散策!イカ焼きを食べて屋台で遊ぶ
小管麵線(イカにゅうめん)だけではなんとなく食べ足りないので、期間限定の夜市へ。
イカ焼きの屋台へ直行します(笑)
大きさにより160元・180元・200元と価格が違います。一番小さくても食べ応えは十分あります。
風味(口味)が選べます。日本と違って風味が選べること&切って食べやすくしてくれるところが台湾のイカ焼きの良いところだと思います。
みんなで分け合って食べることもできますね。
エビのすり身揚げ
エビのすり身を巻き付けて揚げたような食べ物でした。小腹を満たすのにちょうど良いサイズで、まぁまぁ美味しかったです。
台湾風枝豆の炒め物
50元(約180円)
八角入りで少し台湾の味がしました。中国語で枝豆は、毛豆(máo dòu)といいます。
黒胡椒とニンニクの風味がきいていて少しピリ辛です。アルコールが欲しくなるので、おつまみにぴったりです。日本でも簡単に真似して作れますね。
水風船ダーツ
水風船をダーツで割る、台湾の夜市おなじみの遊びです。どうしてもしたくなりやってみました。1回100元でカゴ2個分のダーツができます。
最初のほうは全く割ることができなかったですが終わる頃にコツを掴み、25個くらい割れたので景品をもらいました。
絵柄揃えゲーム
あと「難しいのかな?」と思っていた麻雀風のゲームのやり方がやっと分かりました。12個裏向きのまま選んで、表の図柄と揃えることができたら景品がもらえるらしいです。
可愛い女の子が牌を混ぜ混ぜしたり対応しているのですが、イカサマしないか、後ろでお兄さんがじーっと目を光らせていました。
澎湖の観光夜市は期間限定イベントです。
イカ夜釣りツアー前の準備・持ち物
イカ夜釣りツアーは約2時間半。その間船の上で過ごすことになります。トイレには行けないので直前に済ませておきましょう。
水分の摂り過ぎにも注意です。行けないと思うとしたくなる不思議…。実は花火を観賞しながらも心は無でした。
船が港に戻ってすぐトイレに直行しましたw
イカ釣りの竿に触ったり麺線を食べるので、持ち物としてはウェットティッシュがあると便利です。使用後はもちろんカバンに入れて持ち帰ってね!
澎湖長春大飯店|日本語対応OKのホテルで酔い止めを準備
酔いやすい体質なら、酔い止め薬の服用をしておくと良いかもしれません。船が釣り場まで行く間は揺れます。
メインストリートの中正路端っこのホテル「澎湖長春大飯店」の薬局で売っている酔い止め薬がよく効くという情報を台湾人から聞き、2013年から訪れています。
1回分25元(約95円)の乗船時専用の酔い止め薬。
薬局にいるおじいさんもおばあさんも日本語が話せます。
個人の体質により、合う・合わないがあるのでおすすめはしないです。
少し強めなのか、服用後しばらくは私もなんだか気分が変な感じがします。気持ちが悪いまではいかないのですが。
以前は青色の錠剤が半錠ではなく1錠の調剤だったので、離島へ行く船で吐き気よりも爆睡してしまい、記憶がおぼろげです。スクーターの運転をするなら避けたほうが安全です。
ドラッグストアでも一般的な船用の酔い止め薬が販売されていますが、心配なら日本から持参するといいですよ。6回分500~600円です。
澎湖長春大飯店は新しいホテルではないですが、日本語が通じること、街の中心なのでロケーション的には便利なホテルではないかと思います。
高級リゾートホテルなら、澎湖福朋喜来登酒店(フォーポイントバイシェラトンポンフー)でも日本語ができるスタッフが勤務しています。
澎湖は可愛い民宿が多いので「旅人だったらどこに泊まるだろう?」と考えながら、予約サイトを見るのが最近の楽しみです。
見た目や景観で選んで泊まってみると海が近すぎて風の音がうるさかったり、シャワーの勢いが極弱だったりするところもあると聞くので、けっこう当たりハズレがありそう。
それも旅の醍醐味!かな。
ツアーは現地で直接カンタンに申し込める
中国語が分からないと、こういった現地のツアーは敬遠されがちですが、実は簡単に申し込んで参加することができます。
ほとんど中国語が分からないときに、七美(チーメイ)の日帰り観光ツアーへ行ってもけっこうなんとかなりました。スクーターの運転がこわい場合はバス観光でも十分楽しめます。
初めて澎湖へ旅行したときにガイドブックがあれば便利だっただろうな~!と思います。今はガイドブックより一部色々と詳しくなりました。