ヘチマ炒めは台湾でよく食べられている家庭料理です。日本でも沖縄では同じくヘチマを食べる習慣があります。「ナーベラー」と呼ばれ、味噌炒めにしたりします。
澎湖では台湾人の自宅でごちそうになったり、海鮮レストランでメニューのひとつとしていただきました。多くは二枚貝(はまぐり・あさり)と炒めて提供されます。
こちらの許記萬三湯(シュージーワンサンタン)のヘチマと牡蠣炒めが今まで食べた中で、個人的にダントツで美味しかったです。
お店の方の体調不良によりしばらく休業していました。2019年11月から店舗を移し一部再開されたのですが、2020年1月から再び休業されています。
詳細や変更点は、お店の公式Facebookページを確認お願いします
価格やメニューも変更の可能性があります。
https://ja-jp.facebook.com/XuJiWanSanTang/
澎湖産のヘチマは有名
台湾でヘチマは、とてもポピュラーな夏野菜。市場やスーパーで手軽に買うことができ、茄子と同じように油と相性が良いです。
澎湖産のヘチマは特に質が良く、甘くて美味しいと評判なのだとか。加熱してもくずれにくく、きれいな緑色で見た目にも鮮やかです。
「許記萬三湯」の場所
許記萬三湯
※休業前の本店情報です
店舗のFBページを確認下さい
営業時間:朝11:00~14:00
夜17:00~20:00
絲瓜炒鮮蚵|ヘチマと牡蠣炒め
ヘチマは、加熱すると茄子に近いトロッと感が出ますが、私はトロトロになり過ぎていないのが好みです。
160元 (約580円)
じっくりと蒸し焼き調理にしているため水分が出すぎず、旨味が逃げていません。ヘチマをしっかりと感じられてやみつきに。
牡蠣との相性も抜群でした。初夏〜夏のシーズン、澎湖の牡蠣は粒が大きくふっくらとしています。素材の甘みを感じるあっさりとした味付けでした。
石鮔炒培根|澎湖のタコ(石鮔)とベーコンの炒め物
澎湖ではイカと違ってタコが味わえるお店はけっこう少ない印象です。台湾独特の味はしない、日本人好みで塩気の強い箸が進む味付けです。
200元 (約710円)
やわらかい身とプツンという適度な歯ごたえから、タコの新鮮さが違うと感じる食感。なかなか都会では食べられないので、タコ好きならぜひ注文してみて欲しい一品です。
私はタコもイカも好きではないので、新鮮ならこんなに美味しいのかと気づかされたのが澎湖での食事。
日本では、ゆでたものをわさび醤油につけて食べるか、酢の物、煮つけにする以外ほとんど口にしません。
あ、あとたこ焼き!澎湖にもたこ焼きの屋台が朝食街のところにありましたが、関西人なので美味しくないたこ焼きを食べたときのモヤモヤ感が予想でき食べませんでした。
海鮮炒麵|シーフード焼きそば
100元 (約360円)
新鮮な具材がたっぷり入った焼きそばです。炒麵は台湾では80元くらいが平均価格ですが、この量ならかなりお得なほうだと思います。
萬三蛋炒飯|たまごチャーハン
70元 (約260円)
しっかり味の具沢山たまごチャーハン。日本のやきめしに似た味でどこか懐かしく感じました。
小魚干拌飯|ジャンのっけごはん
"ジャン"がピリッと辛ウマの、のっけご飯。
50元 (約180円)
全体を混ぜ合わせてからいただきます。ごはんのお友に、お酒のおつまみに、万能な小魚ホタテソースがピリ辛で美味しい!おかわりしたかった。
ほかに、澎湖だからこその石鮔(タコ)バージョンのルーローハンもあります。
萬三湯|豚肉入りの超あっさりスープ
スープは「まぁいっぺん飲んでみな!」 という感じで超おすすめされたので注文したことがあります(笑)
店主的には、ごはんを食べるときにはスープを一緒にいただくのが健康的だということらしいです。
香菜(パクチー)入りなので、苦手な方は「不要香菜」と注文用紙に書いて渡すと良いですよ。 お会計は後払いです。
小管麵線|あっさりイカ入り台湾そうめん
澎湖式台湾そうめん、イカ入りにゅうめん(小管麺線)です。
具だくさんでかなりボリュームがありました。あおさのりたっぷりで優しい味。
台湾で麺線といえば、煮込んだとろみのあるものが有名ですが、澎湖名物の麺線はさらっとした日本のにゅうめんのような一品です。
台湾人観光客には、小門嶼の鯨魚洞(ジンユードン)の小管麺線が有名です。ハリセンボンの皮を湯引きにしたお刺身はモッチリコリコリで美味なので是非味わってみて下さい!
許記萬三湯まとめ
「お店のメニューではないけど作ったからどうぞ」と老闆娘がサービスしてくれた澎湖のかぼちゃの煮物。
日本のかぼちゃの煮物と同じ味がしました。ただ、比較にならないくらい甘味が強くてとても美味しかったです
何回か訪れていたのは観光中だと思われていたらしく「中国語分かるの!?」と驚かれました。澎湖に滞在している日本人は語学遊学か旅行がほとんどだからかな〜