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子なし主婦の考える老後の住まい「格安ビジネスホテル暮らし」が理想に近い

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「持ち家か賃貸か、どちらがお得か」といった議論は頻繁に目にしてきましたが、結局は個人の考え方やライフスタイルによって違うので、結論は今後も出ないだろうと思います。

子どもは2人以上というのが標準の家庭とされてきた時代では、庭付き一戸建てを購入するのは子育てをする上で不可欠であり一種のステータスでもあったでしょう。

今もマイホームが夢だったり、すでに買ったよ!という友達や知人はいますが、都市部のためそこまで買って当たり前という雰囲気はありません。

生涯独身の場合や、既婚者でも様々な事情から子どもを持たない人生を歩むといつかは真の高齢おひとりさま生活が待っています。

しょこ
しょこ
私もひとりっ子+夫が一回り上+子なしなので天涯孤独は覚悟しています。

そんな老後の住まい候補のひとつとして「格安ビジネスホテル」が理想的かも?と感じたことについてまとめていきます。

私の現在の住まい状況

一戸建てにも分譲マンションにも興味がないので、今は相場よりも安い2LDKの賃貸マンションで暮らしています。

大阪なので更新料も必要ありません。2年ごとにかかる費用といえば、火災保険の更新料くらい。

賃貸だと迷惑な道路族や変なお隣さんに悩まされることがないので本当に快適です。全くないとは言えませんが、どうしても無理になれば引っ越しは可能です。

階段やゴミ置き場の清掃、植木の手入れは管理会社が雇った方が定期的に行ってくれるため、借りている部屋の中とベランダのことのみ考えておけば良いのは気が楽です。

またキッチンとお風呂・トイレの換気扇が故障したときもすぐに無償交換してもらえました。借主側は負担しなくて良いのが賃貸のメリットですね。

老後ホテル暮らしにかかる金額は?

老後に長期滞在することを考えると、よほど貯蓄に余裕があるのでなければ「格安ビジネスホテル」が最有力候補かなと思います。

しょこ
しょこ
関西になら適したホテルがたくさんありそう!

私が想像するのに近いのはこちら。3畳〜4畳ほどのこじんまりとした個室に必要最低限の家具家電がついたタイプ。バス・トイレは共用。共同キッチン、できれば女性専用フロアあり。

こちらの系列ホテルはメディアにもよく登場するので有名です。

ホテル ジパング
ビジネスホテル サンプラザ
ホテル サンプラザ2

単純計算すると、1泊2,200円×365日で803,000円です。長期滞在ならもっと割安になるはず。よほどの無駄遣いをしなければ1年100万円以下で暮らせます。

駅から近いので電車の音が苦手だと慣れるまでは辛いかもしれません。

もう少しランクアップできそうならゆったりとした広さのユニットバス付きで。

ホテル中央 セレーネ

7連泊以上プランで1泊2,600円×365日で949,000円。かなり綺麗なお部屋ですね。

やはり大阪で格安&気軽に暮らせるホテルを探すと西成区に集中します。

ずっと「JR新今宮駅のあたりは行ってはダメ」と言われてきましたが、元簡易宿泊所が改装され、綺麗なビジネスホテルが増えたのでとても興味があります。

サンプラザが期間限定で「日帰り15時間利用OKのデイユースプラン」を1,000円で出しているので体験するのにはちょうど良さそうですね!

ちなみに2022年には星野リゾートがホテルをOPENする予定です。

ホテル暮らし前の準備

お金の計算をする

自分がもらえる予定の年金受給額を見積もります。たとえ月3万円しかもらえなかったとしても食費+αにはなります。

あとは地獄の沙汰も金次第の精神で貯蓄にはげみます。iDeCoやつみたてNISAなどから投資を始めるのも老後資金をつくる手段です。

持ち物を徹底的に減らす

自力で移動できるくらいの量になるように捨てる作業が一番大変な気がします。コレクションや物が必要になる趣味は若いときに十分に楽しんでおくのが良いかな。

実際に数ヶ月暮らしてみる

シニア世代になる前の段階で、個室以外は共同のシェアハウスや興味のあるビジネスホテルでしばらくお試し生活を送ると自分には可能か判断しやすいです。

うかつに賃貸住宅を出てしまうと二度と戻れなくなる可能性が高いので失敗のないように。

ホテル暮らしのメリット

宿泊料にすべて込み

持ち家でも賃貸でも、光熱費や水道料金が絶対にかかります。どれだけ節約に勤しんでも基本料金自体がけっこうお高い…。

  • 光熱費、水道料金
  • トイレットペーパー
  • ティッシュペーパー
  • ボディソープ、シャンプー
  • Wi-Fiなど固定回線
  • NHK受信料

これらにかかるお金が必要ないので月額2万円くらいは浮きます。U-NEXT完備のホテルもあるのがまたすごい。

部屋にテレビが設置されていてもNHKに個別契約を迫られないのは良い。テレビは有ったほうが孤独感も紛れそうなので…。

でも奴らはズル賢いのでそのうち「1ヶ月以上滞在で個別に切り替わります!」とかにしてきそうで怖いかもw

最近は「スマホで部屋の写真を撮って来い」とか「衛星放送を受信していないか調べるから言う通りにしてスマホでテレビの画面を撮ってきて見せろ」と言ってくるそうですからね。

掃除をしなくて済む

日本の家はすぐにホコリがたまります。湿気がこもりやすいのでお風呂は定期的なカビキラーが必要。トイレもこまめに掃除しないといつ間にか汚れが溜まっていたり…。

仕事はできても掃除が苦手な人も多いのでは?と思います。おまかせできるのはそれだけで最高。

ゴミ捨ての負担がない

30代の今でも朝のゴミ捨てはとても面倒くさいのに歳を取ったらもっと辛くなりそう。テレビ番組が取り上げるゴミ屋敷の主は大体がお年寄りですよね。

ホテルなら毎日こまめにゴミを捨てることができます。

海外を含めた多拠点生活がしやすい

今はコロナ禍なのでどこにも行けないですが、独り身や夫婦だけならセミリタイア後にはタイやインドネシア、フィリピン、マレーシア等へ長期旅行に出ることも自由です。

台湾もシニア向けに180日間滞在できるビザを発行しています。といってもそもそも90日間はノービザOKなのでその制度を利用して滞在する人のほうが多かったです。

日本国内でも、ずっと同じホテルではなくランクアップして温泉付きにしたり湯治のできる宿で冬場を過ごしたり身軽に移動できるのが理想です。

ホテル暮らしのデメリット

AliExpress(アリエクスプレス)が使いづらくなる

今私がホテル暮らしをする場合にとても困ることです(笑)

AliExpress(アリエクスプレス)は中国大手アリババが展開する海外向けの通販サイトです。中国製品が日本で販売されている価格の数分の一くらいの格安で直接購入できます。送料無料の場合も多いです。

女性向けAliExpress(アリエクスプレス)私がリピート利用している店舗まとめAliExpress(アリエクスプレス)は中国大手企業のアリババが展開する海外向けの通販サイトです。私は2019年3月から使い始めました...

5月に買ったピアス。プラ板にオーロラ加工されているような素材でキラキラ光って綺麗です。
夏にぴったりで軽くて気に入っています。送料を入れて250円ほどでした。

中国や周辺国の倉庫からの配送なので早くて1週間、平均3週間くらい到着に要します。

ずっと同じホテルで住民票を置いていたとしても、フロントスタッフの方の手間が増えるので利用は遠慮してしまいますね。

郵便局留めは可能のはずですが、いつ郵便局に届いたのかきちんと把握しておかないと返送されてしまうのと受取時の本人確認が面倒なので選びたくないです。

最近はアリババ代行業者に頼むセラーもけっこう多く、佐川さんから届くことが格段に増えました。その場合は佐川さんが郵便局に配達するのでしょうか…?
なんか色々謎です。

本気でホテル暮らしをするなら極力物は増やさないようにしないといけないので、我慢することになるとは思います。

自炊できないホテルが多い

一部を除き、多くのホテルでは自炊ができる共同キッチンはついていません。ホテルが禁止していなければ、Uber eatsや出前館などの宅配サービスも利用OK。

将来的にホテルで暮らすという選択肢がもう少し広まればキッチン付きが増えるかも?

とはいっても高齢者になると、買い物もしんどい、料理もしんどいになってそんな気力が湧かなくなると思います。私は今すぐにでもリタイアしたいですね…。

最近はコンビニでも優秀なチルド・冷凍食品が販売されていますし、電子レンジと湯沸かしケトルさえあればあとは工夫次第で健康的な食事は摂れると思います。

長期になれば荷物が増えがち

ふつうの人は気をつけて暮らさないと物がすぐに増えてしまいます。ホテル暮らしは身軽でいることが前提なので徐々にでもミニマリストになる練習はしておきたいところ。

住民票はどうするか?

どこに暮らしても自由といえば自由ですが、どこかしらに住所を登録しておく必要はあります。

住民票が必要なこと
  • 仕事に就く
  • クレジットカード更新
  • 運転免許証更新
  • 保険証、介護保険
  • 給付金の受け取り

いわゆるノマド生活をしたりアドレスホッパーと呼ばれる人たちのほとんどは若い世代なので、実家や親類など身内の住所に住民票を置いているのではないかと思います。

ほかには住民票を置くためのレンタルオフィス(レンタル住所)有料サービスもあります。

住民票を置けるホテルを探して利用するのが一番便利でコスパも良いです。

「老後ホテル暮らし」の選択で得られる安心感

入居拒否されない

どうしても高齢になるにつれて引っ越しは困難に。孤独死されると困るので大家さんも貸し渋るようになり、お金があっても借りられないということも想像できます。

保証人+保証会社+保証金が必要と言われるので詰みます。正社員の現役世代でもお断りされることがあるくらい。

昔、不動産屋で「貸せる部屋なんてないですねぇ」と鼻で笑われていた高齢者の方を見て、なんとも言えない気持ちになったことを思い出します…。

ホテルなら宿泊料金さえ支払えば、年齢で切り捨てられることもなく受け入れてもらえます。

老人ホームより自由&費用がかからない

老人ホームによると思いますが、コンビニへ行くのも手紙を出すのにもひとりで外出することは許されず、ヘルパーがつくことでその度に利用料金がかかる施設もあります。

万が一、ひとりで外出させたときに事故などに遭えば、家族から訴えられたり過失責任を問われるのでトラブルを避けるためですが、これでは全く自由がありません。

しょこ
しょこ
深夜のカップラーメンや枝豆とビールを楽しむことはできなくなるね。

将来的には老人ホーム施設に入所することを前提として十分な貯蓄があったとしても、元気なうちは自由に過ごしたほうがお金もかからないです。

適度な人間関係あり

高齢ひとり暮らし、まして天涯孤独の身になったとしたら他人との繋がりを持ち続けることは簡単ではないです。

近所のひとり暮らしのおばあさんが勧誘されてとある宗教に入信。お布施で生活費がないとうちにお金を借りにきていたこともありました。

やはり寂しいと少し優しくされただけでも言いなりになっちゃうんですね。

ホテルに長期滞在すれば、フロントスタッフや同じように滞在している人たちとも顔馴染みになります。そこまで仲良くなることはないでしょうが、少し交流できるだけでも安心感が違います。

一度上げた生活水準は落としにくいのが難点

今まで良い暮らしをしていて、いきなり狭い格安ビジネスホテル生活は難しいと感じます。

私は子どもの頃は市営住宅のエレベーターなしの5階に住んでいました。その頃の住環境を基準に暮らしてきたので、ある程度の妥協はできます。

台湾の離島でキッチンなし、お風呂は洋式トイレと同じスペースにシャワーヘッドのみという環境でもそれなりに快適でした。台湾は家を買うのが一般的のため、単身者向けはキッチンなしがふつう。

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不満といえば、台湾の夏は沸るような暑さなので冷房にかかる電気料金が日本より高くつきました。
デング熱を防ぐための蚊除け・日焼け止めUV対策もけっこう面倒でしたが、まぁ慣れですね。

虫が大量発生する家やボットン便所の経験がないので、あまりにも田舎や山間部はムリかも…。

UR賃貸でひとり暮らし中の70代の義母は未だに一戸建てにこだわっています。うちが建てて同居するか義妹が建てるかですが無理でしょう。

UR賃貸は団地のイメージですが、リノベーション済みで設備が整っていて綺麗なところも多く家賃は相場より高めです。

義母のところは最寄り駅から徒歩5分、2LDK家賃8万円超えです。夫が生活費などを含めて援助しています。

洗濯機はドラム式、リビングには大きなソファとマッサージチェアを置き、ひとり暮らしには十分すぎる広さの部屋ですが、それでも元は一戸建て暮らしだったからか不満があるようです。

私なら市営・府営の抽選に応募したりもっと身の丈にあった家賃の部屋を探しますが、なかなかそれも難しいんだろうなと感じます。

今ひとりになった場合の生活

一応これも考えておくべきと思いシミュレーションしたり。

すぐにホテル暮らしをしよう!とはならないかな?当分は今の部屋に住み続けるつもりです。

相場より家賃が2万円近く安いのと、徒歩5分の場所に激安スーパーがあり、100円ショップの中で一番好きなキャンドゥが行動範囲内に4店舗あるので生活環境的には最高なんです

あと元々は父親と折り合いが悪く家を出たので実家に戻るつもりはないということもあります。離れたらちょうど良い距離感を保て関係性が改善しました!

母親がひとりになったら一緒に暮らし、看取ってから持ち物や家を整理してそこからホテル暮らしかサブスク型住居サービスを利用すると思います。

家事をひとりでしていると自分のペースで生活できないので、恋はしても同棲や再婚は二度としないつもりです。
ごはんは各自で用意!を徹底して守ってくれて文句を言わないならOK(まだ既婚w)

今、屋根のある家で眠れてごはんが食べられて人間らしい生活が送れているのは恵まれているということを忘れないようにしようと思いました。

「老後のホテル暮らし」まとめ

持ち家がなくても頼れる家族がいなくなっても、こういう選択肢があると考えておくだけでとても気持ちが楽になりました

もちろん格安ビジネスホテルに暮らすにしても、ある程度の貯金は必要です。

同時にそういったところに滞在するからこそ「あの年寄りは金を持っている」と悟られないようにしないと危険かなとも思います。

あとは真面目なので、入院や死後の手続きを代行するサービスについても調べています。

シニア向けだと騙されたり甘くみられやすいので、払い込みして安心と思っていたら業者が破産して逃げた!とかも有り得そう。慎重に選ばないと…。

自分の最期は選べませんが、元気なうちは自力でどうにか暮らし、無理になったら施設に入所してなるべく早くぽっくり逝きたいです。日本人の8割は病院で亡くなるそうなのでそれでも全然良いかも。

私は死よりも老いが怖いです。死までにあとどれほど悩んだり苦しまないといけないんだろうと思います。

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