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はてなブログProからWordPressへ自力で移行できた!簡単な手順まとめ[2020年]

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このブログを約3年半利用のはてなブログProからWordPress(ワードプレス)へお引越ししました。

準備や移行後の修正は大変でしたが、移行・設定そのものは想像していたよりも簡単にできました。2020年も移行作業をしたので追記しました。

「大変だった」「失敗した」「難しいから人にお願いした」という内容をチラホラ目にしていたので踏みきるのに少し勇気がいりましたが、自分の手で無事に完了させることができて一安心です。

移行前のブログ状況

  • 総記事数214
  • 独自ドメイン利用
  • 1年以上前から常時SSL化済み
  • カスタムURLを全記事に設定済み
  • キーワードリンク削除(付与しない)
  • 写真はすべてGoogleフォト(共有)貼り付け
    はてなフォトライフのままでも問題ない

移行後1週間ほど様子見をしていましたが、今年に入って下がり続けていたアクセス数は15%増、Google AdSense収益額は数倍になりました。もっと早く移行させるべきだったかも。

近い条件のはてなブログProユーザーで、WordPressへ移行を考えている方の参考になれば嬉しいです。

WordPressへ移行した理由

現在、ほかのブログでエックスサーバーを契約しているので、はてなの有料プランをわざわざ使う必要性がないと感じていたからです。今年中には移行しようと考えていました。

はてなProは1年契約で来年の2月頃まで使えたので、もっとゆっくり作業をしても良かったのですが、記事が増えるとその分修正の手間が増えるので思い切って実行しました。
3年半前はWordPressにも慣れていなかったので、シンプルで扱いやすいからという理由で「はてなブログ」を選びました。趣味で書くには機能も十分でちょうど良かったです。

今でもWordPressとどちらが良いかと常に比べられているくらいなので、優秀なブログサービスだと思います。セキュリティ面での心配をしなくて良いのが一番かも。

ちなみに「はてなブログ」はほかのユーザーと交流できる点が良いともされていますが、このブログのアクセスは初期から99%Googleなどの検索エンジンでした。

しょこ
しょこ
私がはてなにいる意味はほとんどなかった。

ブログの性質によると思いますが、こういう例もあります(笑)

移行前の準備

  • サーバーを契約する
  • 独自ドメインを取得(移行時にすでに使用していること)
  • WordPressテーマの親テーマと子テーマをダウンロード

サーバーを契約する

エックスサーバーをX10(スタンダード)プランで契約しています。

WordPressサイトは50個作れます(2020年5月から無制限になりました!)多くの人が選んでいるだけあって、表示スピードは高速で安定しており安心して使えます。

WordPressを始めるなら、まずサーバーを契約しそこからインストールします。複数のブログを作る場合もサーバーはひとつでOK!

  • Xserverアカウント…会員登録情報の確認、変更、利用期限の確認等をおこなう
  • サーバーパネル…メールアカウントの作成・ドメイン設定の追加などサーバーに関する設定をおこなう

サーバーレンタルの契約自体は、画面の案内に沿って入力していけば、あっという間に完了できるので説明は省きました。

「ドメインプレゼントキャンペーン」実施期間中に本契約をすると、契約している間は、ドメインが1個が永久無料で使えるのも良い点です。

しょこ
しょこ
WordPressでブログを運営するなら老舗で安定しているところがおすすめです。

独自ドメインを取得

このブログのドメインは、ムームードメインで取りました。シンプルな管理画面が気に入り、ドメインをお名前.comからいくつか移管したくらい快適に使っています。

お名前.comと同じGMOが運営しています。元々ムームードメインは、ロリポップ向けだと思いますが、はてなでもエックスサーバーでも問題なく設定できますよ。

ただ、はてなブログでGoogle AdSenseの審査を受けようと考えているなら、リダイレクトの関係でお名前.comからの取得がおすすめです。

WordPressテーマの親テーマと子テーマをダウンロード

テーマには無料と有料があります。パソコンのデスクトップなど自分が分かりやすいところに「親テーマ」と「子テーマ」をダウンロードしておきましょう。

「子テーマ」が用意されていないテーマの場合は自作する必要があります。初心者には難しいです。

しょこ
しょこ
ちなみにこのブログで使っているのは「JIN」という有料テーマで14,800円(税込)です。

初めてWordPressに触れる方は「テーマにそんなにお金を出すの…!?」と感じるかもしれません。しかし、それだけの価値は間違いなくあります。

SEO対策も考えられていますし、カスタマイズがボタンひとつでできて簡単、自由度も高いです。

「JIN」は堂々と複数のブログで使える(ひとつだけというテーマも多い)ので、結果的にはコスパが高く安すぎるくらいなので満足しています。

JIN(ジン)|真の使いやすさを追求したWordPressテーマ

移行にかかった時間

ブログにつながらない時間が発生するので、なるべくアクセスの少ない深夜に始めるのがおすすめです。

私は早朝5時半頃から作業を始めました。ネームサーバーの設定から3時間後にWordPressの管理画面に入ったので、その後記事のインポートやプラグインの設定などをし、4時間(実質1時間)でひと通り移行できました。

あとはコツコツと記事のアイキャッチ設定と内部リンクのスタイル修正を行い、5日かけて214記事分終えました。作業自体はとても簡単ですがやることは多めです。

WordPressへの移行作業手順

人により順番が前後したり、やり方が違うと思います。とりあえずこちらの流れで失敗なく完了できました。もし不具合が発生していたら追記します。

また、エックスサーバーのデフォルトのドメインにWordPressをインストールして仮サイトを作る方法もあります。私は移行の練習に使いデータは削除しました。

なぜか抜けている記事がいくつかあったので、後からひとつずつ確認しながら修正するほうが確実だと感じました。

はてなブログの記事をエクスポート

設定>詳細設定>記事のバックアップと製本サービスをクリック。

最新データをエクスポート→ダウンロードしておきます。

はてなブログの独自ドメインを削除→「noindex, nofollow」

はてなブログ側の独自ドメインを削除します。
Googleなどの検索エンジンにインデックスされないように、noindex, nofollowにチェックを入れるか、公開を自分のみ(非表示)に設定します。
いつ独自ドメインを削除して元のドメインを非表示にするかは迷うところですが、今回は早い段階で作業しました。

ネームサーバーの設定を変更してもすぐ切り替わるわけではなく浸透するまで1〜2時間かかるため、その間ブログへのアクセスができなくなってしまうのがデメリットです。

noindex, nofollowにチェックを入れたら、はてなドメインに戻っても検索エンジンにインデックスされないはずなので、反映されてからでも良いのでは?と思いましたが確実な方法を取りました。

しょこ
しょこ
全く同じ記事の重複はGoogleでペナルティの対象になるため注意。

独自ドメインのネームサーバー設定をエックスサーバーに変更

ムームードメインのドメイン管理画面へ移動し、このように変更しました。
どのドメイン管理会社を使っていても基本的には同じ作業です。そういえば、ムームードメインの場合は、DNSレコードを変更しなくてもエラーは起きませんでした。お名前.comは無効にする必要があります。

  1. ns1.xserver.jp
  2. ns2.xserver.jp
  3. ns3.xserver.jp
  4. ns4.xserver.jp
  5. ns5.xserver.jp

ネームサーバー設定はとても簡単です。1~5までコピペして貼り付けるだけで完了です。
ネームサーバーの設定を変更すると反映されるまで、平均で数時間くらい待ち時間がかかります。この間はWordPressの管理画面にもアクセスできません。数日かかることは滅多にないと思います。

ドメインの追加

エックスサーバー側の設定に移ります。

①エックスサーバーの「サーバーパネル」へログインします。

ドメイン設定をクリック。

ドメインの追加設定タブをクリックし、ドメイン名を入力し、確認画面へ進みます。
無料独自SSLとXアクセラレータはチェックを入れたままでOK。

このとき「DNS参照先サーバーが当サーバーではありませんでした」というエラー表示が出て独自SSLに失敗するかもしれませんが、後で追加できるので大丈夫です。

反映されるまでの間、正常に変更されているか気になったときはSEOチェキ!無料で使えるSEOツールにブログURLを入力すると調べられます。

サーバードメインのホストが「XSERVER」に変わっていれば大丈夫なので、エックスサーバー「サーバーパネル」内のドメイン設定で、ブログ移行中のドメインの反映待ち表示が消えるまで待ちます。

数時間経過してもWordPressの管理画面に入れない場合

キャッシュを読み込んでいることもあるので、いったんログアウトしてログインし直すか、別のブラウザでログインして確認してみてください。

WordPress簡単インストール

①エックスサーバーのサーバーパネル内の、WordPress簡単インストールをクリックします。

②ドメインを選択し、WordPressインストールに必要な項目を入力してインストールします。

WordPress管理画面へのログイン

ログイン先のアドレス(デフォルト)

ブログのURL/wp-admin/

こちらの画面が出るので、インストール時に設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。

ただしセキュリティ面の強化のため、後でプラグイン「SiteGuard WP Plugin」をインストール&有効化し、ログインページのURLを変更することをおすすめします!

WordPress管理画面が分からなくなってしまったら、

エックスサーバー サーバーパネル

WordPress簡単インストール

ドメインを選択

の画面からも入れます。

ドメイン設定のときに「SSL設定」を失敗していた場合

  • エックスサーバー側
    サーバーパネルにログインし、ドメイン>SSL設定で対象ドメインを選択し、独自SSL設定追加
  • WordPress側
    WordPresの設定>一般設定のWordPressアドレス(URL)・サイトアドレス(URL)に、sを加えて(https://)変更を保存

エックスサーバー側でSSL設定追加をした後も1時間ほど反映待ち表示になります。その間はやはりWordPress管理画面には入れないので待ちましょう。

ブログを見ようとすると、リスクがあります表示 (エラーコード: SSL_ERROR_BAD_CERT_DOMAIN)がされて驚くと思いますが、SSL設定が浸透されていないためなので大丈夫です。というか待つしかない(笑)

テーマのアップロード&有効化

外観>テーマ

新規追加をクリックし、テーマのアップロードをします。

テーマの利用で重要なのは「子テーマ」のほうを有効化することです。
「親テーマ」を有効にしていると、テーマのアップデートをした場合、設定が初期状態に戻ってしまうためです。親テーマ子テーマの順にインストールします。

[重要]パーマリンクの設定

移行の中では、一番重要な設定と言っても良いくらいなので慎重に行います。

こちらのやり方は、カスタムURLを設定していることが条件なので、デフォルトのままの方は別の方法を検索して参考にしてください。

カスタムURL以外の記事が混在している状態が一番ややこしい…。この設定にしてしまうと、パーマリンクに「/」が使えず、「-」に置き換わるので注意です。

設定>パーマリンク設定
カスタム構造にチェックを入れます。空欄には、

/entry/%postname% と入力して変更を保存します。

これで今までと全く同じURLを引き継ぐことができます。URLが変わると記事にアクセスできなくなってしまうのでとても大切な作業です。

以降も、/entry/ は入ってしまいますがSEO的には微々たる差です。

[最終]はてなブログのデータをインポート

ツール>インポート

Movable Type と TypePadの今すぐインストールをクリックします。

インストールが完了したら、インポーターの実行をクリックします。
ファイルを選択し、はてなブログからエクスポートしたデータを選択します。

ファイルをアップデートしてインポートします。
記事の投稿者ユーザー名は新しく設定しました。

これでひとまず引っ越し作業は完了です。記事数が足りているか確認してください。このブログでは1記事足りていなかったので、はてなブログからコピペして記事を投稿し直しました。

有料テーマ「JIN」を使って良かったこと

はてなブログの「ブログカード」は移行すると崩れると聞いていましたが、「JIN」だとそのまま使えます。
内部リンク(このブログの中の記事)は可愛い「JIN」仕様に変更しました。このようなスタイルです。

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ほかはテキストリンクやWordPress用ブログカードに修正するのが手間なので、とりあえずそのまま使っています。ぼちぼち修正していきます。

はてなブログPro→WordPress移行作業まとめ

私が入れているプラグインについては、また別記事にまとめます。

とりあえず、Classic Editorはインストールをおすすめします。旧エディタの記事作成画面のほうがはるかに使いやすいためです。

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