数ヶ月でも長期でも、海外で滞在する場合「日本の携帯電話の契約はどうしよう?」と迷いませんか?
完全に海外移住なら解約してしまえばいいとも考えますが、それでも人によっては日本へ一時帰国する機会はそれなりにあると思います。
特にアジア圏に住む場合は近いので頻繁に帰ることができます。ただ、その都度ほかにもやることがたくさんある中で、通信契約のことを考えるのは面倒ですね。
現在、台湾で一時的に生活していますが、私の契約プランと考えられる方法をまとめてみました
私のスマホ契約は格安SIMを活用
大手キャリアとは契約していません。2014年頃から格安SIMを使っています。維持費は必要経費として考え、契約したままです。
過去、台湾へ半年以上滞在した際、大手キャリアとの契約を一旦解約したのがきっかけとなりました。運が良くちょうど2年目の更新月だったこともあり、解約手数料もかからずにすっきりとした気分で出国できました。
当時は台北で買った安価なスマホに台湾の空港で購入した台湾のプリペイドSIMカードを入れ、テザリングで日本での回線を解約したiPhone5(SIMロック)を使用。
今はSIMフリーのiPhoneSEを愛用中なので、台湾のSIMカードを入れてそのまま使っています。日本へ帰国するときは日本で契約している格安SIMカードを入れます。
価格をできるだけ抑えるため、データ通信専用のSIMカードを契約しています。
電話番号は月額100円で通話料金も格安のIP電話のサービスを継続利用し番号を維持しています。
大手キャリアで今の契約を一時休止する選択
電話番号とメールアドレスを、再開する日までほかの人に渡らないように維持しておくというサービスです。
- 休止に伴う事務手数料(1,000~3,000円)が必要
- 毎月、一時休止情報保管手数料がかかる
ドコモはオンラインサイトから手続きができますが、auとソフトバンクは直接ショップへ出向く必要があります。
私がこの方法を取らなかったのは、更新月だったこともありますが、それ以上にとても面倒だったからです。
数ヶ月以内に帰国が決まっており、計算したら解約手数料のほうがかかる場合は利用を考えても良いと思います。
ただし、休止中にキャリアのメールアドレス宛に届いたメールは見れない(受信されない)というデメリットもあるので注意が必要です。
NTTドコモ
- 事務手数料…1,000円
- 月額…電話番号400円・メールアドレス100円
- 保管可能期間…3年
KDDI (au)
- 事務手数料…2,000円
- 月額…372円
- 保管可能期間…5年
ソフトバンク
- 事務手数料…3,000円(税別)
- 月額…390円(税別)
- 保管可能期間…5年
※いずれも2019年8月現在の情報です
基本使用料0円のデータ通信専用SIMを使う
サブのSIMカードとして人気の理由は驚きの0円だからです。
無料の利用範囲を超えるとほかの格安SIMサービスより割高になってしまう点には注意ですが、海外から一時帰国したときだけ使いたい場合にはとても良い方法です。
それ以外のデメリットは、やはり安定した速度はあまり期待できないことでしょうか。使ってみたことがないので分からないですが、あまり良くないとは耳にします。
基本使用料年間8ドル(約900円)で維持できるSIMを使う
アメリカドルで約900円(初年度無料)、ソフトバンクの回線です。
初期費用はSIMカード料金が39ドル(約4,500円)のみ、使わなければ年間約900円で維持ができ解約自由なのが魅力です。
2017年1月25日より、サービス内容が大幅リニューアルされ、時代に追いついた感が出ました。iPhoneでも使用可能に。
データ通信を使わない月は、月額料金はかかりませんが、使用時は格安SIMの感覚で見ると59ドル(約6,600円)になるためやはり高く感じてしまいます。
通話料も着信は無料ですが、かけるとなると日本国内で使用しても1分100円前後と割高です。
メリットはずっと080など通常の携帯電話番号を維持できること。一時帰国時の受信用として、IP電話以外の携帯電話番号が必要な人には便利ですね。
コスパ的にはSIMフリーのスマホ+データ専用SIM+IP電話
まずSIMフリーのスマホを用意し、データ通信専用の格安SIM契約をします。
この方法なら月額の利用料金を格安に抑えつつ、日本への帰国のときに面倒なことなく空港に着いた時点ですぐ使えます。
あわせて「IP電話の番号」があれば、LINEやFacebook以外の連絡先として、同じ番号をずっと持っておけます。
私は「ララコール」を使っています
求職中の履歴書・銀行関係の書類の連絡先に利用しても050だからといって問題になったことはありません。
通話品質はそのときの通信状況で不安定になったりもしますが、そこまで気になることなく使っています。格安SIMで契約をすると通話料は割高なので、併用がおすすめです。
ララコール以外にも複数のアプリがあるので、自分にあったものを見つけるため色々試してみてください。
データ通信専用SIMで契約する場合の注意点
「SMS」機能をなしにすると登録できないサービスが多く不便なことがあります。
090・080の電話番号が必要だと感じる場面もあるので、そのあたりは個人の利用環境で異なってくるかと思います。
LINEが使えて良かったこと
母にもLINEモバイル契約のスマホを持ってもらっています。台湾はWi-Fi環境が整っているので、LINEがあればどこからでも無料で連絡かできます。
台湾で使っている通信方法
空港で30日約3,300円の4Gデータ通信使い放題(音声通話プレゼント付き)のSIMカードをまず購入し、期限終了後はネットからチャージして使っています。
クレジットカードから300台湾元チャージ(日本の楽天カード使用)したときの請求です。
レートによって多少日本円の金額に変動は出ますが、ほぼ1,000円で約2ヶ月間過ごせました。台湾は無料Wi-Fiが使える場所が多いので助かります。
まとめ
- 月額0円のSIMカードがある (帰国する頻度が高く場合などよく使うなら割高になってしまう)
- SIMフリーのスマホを用意しよう
- 大手キャリアの一時休止より解約手数料を支払って解約したほうが後々は得になるかも
格安SIMは自宅にインターネット環境があるのが前提になってくるのと、サポートなどを重視するならあまり期待できないという面があります。通話料も高いです。
すべての人にとって便利でおすすめではありませんが、とにかく格安なのが良い人・海外を行き来する人にはメリットのほうが大きいでしょう。
SIMフリーのスマートフォンは1万円以下からでも購入できるので、海外に滞在予定がある場合、持参すると現地の通信会社のSIMが使えて便利です。