澎湖花火節(澎湖国際海上花火フェスティバル)は、2003年から毎年4月下旬〜6月下旬頃まで、台湾の離島 澎湖(ポンフー)で開催されている定期イベントです。
2017年は、4月20日(木)~6月22日(木)まで週2回+α 、計22(23)日間の予定。
その内一番回数の多い、メイン会場となるのが観音亭のレインボーブリッジ。綺麗な夕陽がみられる場所としても知られています。
昼間はふつうの橋なのですが、夜になるとこのように虹色に点灯し、海面を美しく彩ります。実際に肉眼でみるよりもカメラを通したほうが色合いがはっきりとするので、写真を撮ると楽しいですよ。
澎湖の花火を初めて観たときは、全然下調べせず行ったので「花火近ッ!」と驚きました。
それまで行ったことのある花火大会は、人が多すぎて近くで見たことがなかったんです。日本の花火大会のほうが規模が大きく、技術も素晴らしいですが、人混みも躊躇するレベル…。
私は基本出かけるのが嫌いです。マスキングテープイベント関連の記事が人気なので、それなりに活動的に見られる反面、本当はものすごく興味のあること以外だと、めちゃめちゃ出不精。好きな場所は家かネットカフェ。
花火も、写真や動画では臨場感がないのは分かってはいるものの、年末の台北101の花火でさえ、「ネットの中継のほうが綺麗だよね!」と、台北にいるのにタブレットを見ているような人間です。だって人が多すぎるのは疲れるもの…。
活動的な人にも、そして私のような疲れるのは苦手だけど楽しみは欲しい、という人にもおすすめな夏の花火大会が澎湖の花火フェスティバルです。
澎湖花火フェスティバル2017年度の日程
期間:2017年4月20日(木)~6月22日(木)
基本的には、毎週 月・木曜日の2回です。花火の打ち上げ時間は、通常21時から約15分間です。
中国語では曜日は数字で表され、一から月・火…となります。
5/29(月)は、國際煙火施放圑隊(花火の打ち上げチーム)が「日本」となっています!
澎湖花火フェスティバルの開催場所
台湾の澎湖県
澎湖は、中国語読みで「ポンフー」に近い発音で、日本語読みでは「ほうこ」、お年寄りは「ぼうこ」と濁って呼ぶこともあるそうです。
メイン会場:観音亭海浜公園(西瀛虹橋)
他の開催場所(2017年)は、
- 4/29(土):望安鄉(綠蠵龜館外廣場)
- 5/6 (土):吉貝村(漁具整備場)
- 5/18(木):湖西鄉(沙港天后宮廣場)
- 5/25(木):七美鄉(南滬港)
- 6/5 (月):西嶼鄉外垵村(溫王宮前廣場)
- 6/12(月):白沙鄉(北海遊客中心西側停車場)
5/20(火)21:00~「澎湖大赤崁龍德宮」でも花火大会が開催予定でしたが、取消になりました。
漢字ばかりで目がチカチカ。拼音で打ち込んでいたのですが、アオウミガメという意味の「綠蠵龜 lǜ xī guī」はとても手書きでは書けないですw
離島でも開催される予定ですが、初めて澎湖へ観光に訪れる方なら、観音亭は徒歩でも行きやすい場所なので一番おすすめです。
過去の澎湖の花火イベントの様子(観音亭)
夕方になると徐々にカメラを用意した方々の場所取りが始まります。
私も最終日に橋が良く見える真ん前で見たくて、2時間前から待機したことがあります。
当時 iPhone5で撮った写真を加工なしでまとめました。素人の私がスマホのカメラで撮影しても、それなりに花火らしく(?)撮れます。
イベント自体は、ほとんどの場合20時頃から開始され、台湾国内外の芸能人による公演がある日も。
21時直前になると、カウントダウンが始まり、音楽とともにドーンと花火が打ち上げられます。音楽とのコラボレーションも毎年好評です。
間がないというか、一気に打ち上げられ、体感的にはあっという間に終わるので衝撃的でした。頭上で上がるので、本当に近い!と感じました。
花火節直前と直後の様子
20時台になるとたくさんの人でいっぱいになります。が、人が多くてちゃんと見れないということはないので大丈夫!
花火が終わると、みんな一斉に帰っていきます。台湾ぽいと感じますねw
通常の花火大会のように、なかなか帰れないことがないので疲れることなく、楽しい思い出がそのまま記憶に残ります。
澎湖の「観音亭」について
メイン会場の観音亭海浜公園は、こちらのお寺、廟(ミャオ)から付けられた名前。
「観音亭」というと、周辺のレインボーブリッジや公園、散歩する場所全体のことを指していることが多いです。
そんなに綺麗ではなかったので泳ぎませんでしたが、一応海水浴場でもあります。ほかに釣りをしている人や漁の小舟を見かけました。子どもが遊べるスペースもあります。