台湾でも人気のケンタッキーフライドチキン(KFC)ですが、台北から飛行機で50分の離島 澎湖(ポンフー)には出店していません。
ただし、台湾ケンタッキー名物の美味しいエッグタルトが食べられないのは残念なものの、フライドチキンならKLGがあるので大丈夫!無問題、沒問題です
蝶ネクタイ姿のぽっちゃりとした美味しそうなニワトリがキャラクターです。とぼけた顔がとっても愛らしいですね。
澎湖でこちらのお店を見つけた日本人は必ず記念写真
を撮るとか撮らないとか。……え?「ケンタッキーのパクリやん!」という声がどこからか聞こえてくるような気がしますね(笑)
確かに台湾でも盗版肯德基(ケンタッキーのパチもん)と言われているようなのであながち間違ってはいないのかも。
海賊版などの意味をもつ中国語、盗版をGoogle翻訳で見てみると「著作権侵害」と超ストレート!かたい表現なものの、めちゃめちゃ納得できます。
ただ、澎湖のこちらのお店がその…パクリをしているわけではなく、元々は2004年に創業した台湾チェーン店のフランチャイズ店舗です。
台湾以外では中国・タイ・マレーシアにも進出しておりけっこう繁盛しているそうです。
短期間の澎湖旅行ならとりたてておすすめというわけではないですが、台湾のフライドチキンとフライドポテトは美味しいので、ちょっとつまみたいときの選択肢には良いのでは?
ちなみに私は揚げ物はどちらかというと嫌いですが、KLGのスパイシーなポテトは大好きです。
「KLG快樂雞 馬公店」の場所|アクセス
メインストリート(中正路)から徒歩すぐなのでアクセスは便利です。若い男性客を中心になかなか繁盛しているお店です。
Googleマップには2個登録されていてなぜかその両方とも住所の番地が微妙に違いますw 正式には建國路46-1です。
住所:澎湖縣馬公市建國路46-1
営業時間:11:00~21:30
名前の由来・お店の雰囲気を紹介
この味のある看板がお気に入りです。
KLGという名称は、快樂雞(クァイラージー)の頭文字を取ってつけられています。もし日本語訳するならハッピーチキンあたりが妥当かな?と思います。
こちらのKLGの店長チェンさんは、中国語で「から揚げ」という意味の卡拉雞(カーラージー)のほうがしっくりくるから身内ではそう呼んでいると言っていました。私もそう思います。
お店の外に1組テーブルがありますが、ほぼテイクアウトのお店です。
メニュー表があるので指差し注文でOKですが、中国語勉強中ならぜひ「イッガ ジートゥエィ、ランホウ…」などチェンさん相手に練習してみてください(笑)
フライドチキン|好みの部位を1個から
好きな部位を1個から気軽に買えます。私はドラムが好み。元々そんなにフライドチキンは食べないので大きさ的にちょうど良いんですね〜。
どんどん売れていくのでふだんはあまりこのケースの中にチキンはありません。電話で大量注文して取りに来る人も多いです。台湾の夜市でも有名なビッグサイズのチキンもあります。
全部単品の組み合わせ。チキンのドラム部位と墨西哥雞肉捲(メキシカンチキンロール)・ポテト。ランチにぴったりのファストフード感です。
墨西哥雞肉捲は皮が3種類ありランダムに変わっていました。カレー風味が一番美味しい!
フライドポテト|スパイシーなコンソメ味
KLGのポテトはほかのお店のものとは違う風味です。カリッとさくさく食感。
やみつき味というかスパイシーなコンソメ風味でどんどん手が伸びてしまうくらいお気に入り。揚げたてでさっくりとしている間に食べてしまいましょう!
ハマるとこのポテトを食べに澎湖へ行きたくなるかもしれません。
大腸蚵仔麺線と組み合わせて丹丹漢堡ぽく食べる
馬公店のすぐ並びには、煮込み系の麺線&小籠包のお店があります。大腸蚵仔麺線は、大腸(モツ)と蚵仔(カキ)の入った台湾グルメです。
麺線とバーガーを買って、高雄など台湾南部で展開するファストフード店「丹丹漢堡」のセットメニュー風に。
牡蠣が旬で一番良い時期には大きめサイズがごろごろ入っています。
日本のものに比べると小ぶりですが味は濃厚!小粒なときもありますがそれはそのときのタイミング次第です。
牡蠣は本来、中国語だとムーリーの発音ですが台湾では台湾語からのオアと通常は読みます。
澎湖は小管麵線というイカ入りのサラサラあっさり麺線が有名ですが、台湾本島でおなじみの煮込み系麺線も食べられます。両方美味しいですよね
澎湖人への台湾土産に喜ばれるものは…
ひとつ前の記事に書きましたが、台湾のケンタッキーではメニューにめちゃウマのエッグタルトがあります。
澎湖にはKLGがあってもメニューにはエッグタルトがないので、家族や友人の手土産に「KFCのエッグタルト」を選ぶ人が多くこれが非常に喜ばれるというのはよく耳にします。
本当に美味しいので台湾ケンタッキーはエッグタルトだけでも澎湖に進出したらいいのに。またはほかのお店でも絶対に成功すると思います。ただしマカオ流のサクサクのパイ系で!
KLG 快樂雞まとめ
店長のチェンさん。おそらく澎湖島で知らない人はいないでしょう(笑)
毎回 iPhoneもApple Watchも買い換えるくらいはApple信者です。儲かってますね!
奥さんとお店を切り盛りしていて、お子さんも台湾から帰っているときはお手伝いしています。私の身内も過去にフランチャイズのオーナーをしていたので、家族経営の大変さは分かります…。
休みはなかなか取れないしアルバイトを雇うと赤字になる可能性もある。台湾の飲食店は家族経営がふつうなのでまた事情が違うのかなぁ。たまに日本に遊びに来ているしね!
まとめ
- 澎湖のケンタッキー風はKLG
- 本家よりKLGのフライドチキンのほうが美味しいかも
- チキンは部位が選べて1個から購入可
- からあげバーガー類も各種あり(チーズポークバーガーが個人的な好み)
- フライドポテトがスパイシーで美味しい
- KLGにはエッグタルトはない
チェンさんの中国語はめちゃめちゃ聴き取りやすいけれど、唐突に台湾語が混ざるので「ハァ?」と聞き返す率も高かった(笑)
1〜10の数字を台湾語で何度も教えてもらったけど、結局覚えられなかったです。興味がなかったのでね…。
そういえば台湾語で小姐と好吃は同じ発音って言ってたっけ。そんなグダグダ台湾語レッスンも良い思い出です。
日本のケンタッキー(KFC)は近年の客離れにより赤字に転落してしまっているようです。正直ちょっと高いですもんね…。チキンの当たりハズレの差があるのも原因のひとつだと思います。
台湾のフライドチキンも本元のKFCよりKLGのほうが美味しいと言われているのでKFCは頑張りどきかも!?