台湾・澎湖島(ポンフー) PR

【台湾】澎湖(ポンフー)奎壁山|海が割れて道ができる摩西分海 トンボロ現象の時間は?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

奎壁山(クゥェイビーシャン)の奎壁山赤嶼地質公園は、摩西分海(モーセの海割り)が毎日見られる澎湖の人気観光スポットです。

モーセの海割りはトンボロ現象のことで、ふだんは海で隔てられている陸地と島が干潮時につながることをいいます。

このように海底が現れ、向こう側の島への道ができます。なんとも不思議な光景ですね!

澎湖を訪れるまでこの現象について全く知らなかったのですが、日本ではこのような景色を見ることができる場所が多くあるそうです。大阪から行きやすい香川県小豆島のエンジェルロードも行ってみたいと思いました。


ちなみに澎湖の奎壁山赤嶼地質公園は、2015年に静岡県の堂ヶ島公園と友好公園になっています。

潮の満ち引きで道が現れたり消えたりする場所なので、渡れるようになる時間を調べて行くのがおすすめです。2017年4月から規制が厳しくなり、海岸へと降りるための階段が開放される時間が決められています。


赤色の旗が立っているときは歩行禁止なので階段への柵は閉まっています。

私はいつでも行けるという安心感から計画して行くということがあまりなく、ベストな時間をいつも逃していました…。

たまたま満潮のときばかりだったので、まわりは誰もいないことが多くそれはそれで満喫できました。海もかなり綺麗~!

旅行で訪れるなら、ぜひちょうど良い時間をねらって出かけてみてください。リアルタイムで分かる時刻表と、奎壁山の観光について紹介します。

【台湾】澎湖(ポンフー)への行き方と在住者おすすめ観光スポットまとめお得な早割航空券の購入方法・アクセス・観光スポット・グルメ・交通情報・バイク(スクーター)のレンタル方法など必要な澎湖情報をまとめました...
澎湖(ポンフー)でバイクをレンタルするには?台湾の給油方法・その他交通手段まとめ澎湖諸島は複数の島が橋で繋がっています。馬公市中心部から西の端っこの灯台まで行こうとすると片道約35km、バイクで約1時間弱かかります。...

「奎壁山摩西分海」の場所|アクセス

馬公市内の中心部からスクーター利用で約30分です。

公共バスを使ったこともあります。 だいぶ前のため、何線だったかも覚えていなかったので調べてみました。

綠線の「龍門線」または「北寮線」で北寮まで。

→ 澎湖縣政府公共車船管理處

ただ、こちらの観光スポットは時間が大切なのでスクーターで行くのが適しています。トンボロ現象との時間が合えば、行きはタクシー、帰りに公共バスという手段も使えるでしょう。

奎壁山摩西分海
住所:澎湖縣湖西鄉北寮村奎壁山

開放時間:毎日異なるため時刻表を参照
※天候により開放されない日もあり

奎壁山摩西分海のリアルタイム時刻表

こちらは公式ではない会社が作っている時刻表ですが、一番分かりやすいのでとても参考になります!

ほかにはない歩ける時刻の目安が記載されているのがポイント。リアルタイムで追うことができます。

澎湖ツーリストセンターの公式サイト

→ 潮汐表 – 澎湖國家風景區

  1. 下の海岸へ降りる門は、8:00~17:30までの間の道が現れる数時間の間のみ開放される
  2. シーズン中4月~9月の特定日は、6:00~18:30までの間の道が現れる数時間の間のみ開放される
  3. 現地のスタッフの指示により渡ること
  4. 玄武岩やサンゴは持ち帰らない
  5. 向こう側の小島(赤嶼)には登れない

海が割れていく様子と道

砂浜と向こう側の小島(赤嶼)にだんだんと道が現れ始めていますね。波の動きは見ものです。


渡れる目安時間の15~20分前くらいから行くと見られるはず。


これら2枚の写真は規制がかかる前、2016年夏に撮影したものです。

初めて行ったときには観光客も少ない穴場的なスポットだったのですが、それから数年で観光シーズンにはすごい人であふれるようになりました。

上からしばらく眺めていると、人が歩くことでよりS字の道が強調されていくのでこれがある意味圧巻だったりします。

しかしまだ道ができていないのに出発してしまったり、玄武岩やサンゴを拾って持ち帰ったりする観光客が多く問題になりました。

そのため、安全面や環境保護の観点から規制がかかるようになったのでしょう。

赤嶼と周辺の散策

道を歩いていると、赤嶼へと近づくにつれ地面(地質)が赤っぽくなっていきます。

現在は規制により登れなくなってしまいましたが、以前は登ることができた赤嶼(チーユー)です。

規制がかかる前、友達と右側からぐるっと1周して登りここから降りました。登るのは平気だったのですが、下りるのがめちゃめちゃ怖かったのを覚えています。

ひとりだったら絶対にこのルートでは登らなかったと思う。だからそのあともう二度と上には行かなかった…。


海水が透き通っていて綺麗すぎるほど。ナマコがたくさんいました。


裏側には遠浅の海が広がっていてその美しさに感動しました!しばらくビーチサンダルを脱いで砂の感触を楽しみました。もう二度と行けない秘境なんだろうなぁ。


湖西風力発電所の風車が遠くに見える景色。澎湖は別名「風の島」なので、風力発電所がいくつか稼働しています。一番人気なのは、中屯風車です。西の灯台へ行くならおすすめの寄り道スポットです。

【台湾】澎湖(ポンフー) 中屯風車を見に行こう|風の島の風力発電所台湾の澎湖島(ポンフー)は高い山もビル群もない平坦な地形なので、別名「風の島」とも呼ばれているくらい風が強い離島です。 秋冬は強風...

奎壁山摩西分海まとめ

満潮のときの景観も素敵です。お天気が良い日には海の色がどこのビーチよりも深いブルーに輝きます。

ここを左へ道なりに進んだところには、防空壕のような人工的な洞窟もあり澎湖出身の友達と探索した思い出。入って良かったのか…な?

まとめ

  • 奎壁山は台湾のモーセの海割り
  • 奎壁山赤嶼地質公園は静岡県の堂ヶ島公園と友好公園
  • 道が現れるのは限られた時間だけ
  • トンボロ現象の時間はネットで調べるか澎湖ツーリストセンターで教えてもらおう
  • ビーチサンダルより、滑らない靴がおすすめ
  • 天候不良の日は渡れない
  • 満潮のときの景観もきれい!

もうすぐ平成最後の夏が終わりますね。澎湖もあと1ヶ月ちょっとで一気に季節が変わります。海、風車、花火。DAOKO × 米津玄師の「打上花火」という曲のMVが澎湖と重なります。

澎湖旅行ガイドブック

関連記事