台湾南部の情報がたっぷり詰まったパーフェクトガイドブックが新しく出版されます。1冊いただいたので、レビューを書きます。
書籍タイトルをパッと見て、「台南中心の本?」と一瞬勘違いしてしまいかけましたが、高雄・台南・嘉義・墾丁・澎湖諸島の厳選された情報が、色鮮やかな可愛い写真とともに紹介されていました。
嘉義・墾丁・阿里山・澎湖が載った本は珍しいですね。それぞれがほんの少しのオマケではなくメインの扱いなので、今までの「南台湾(台湾南部)」の本とは一線を画しています。
著者の矢巻美穂さんがカメラマン(写真家)の女性というだけあり、パラパラと見ているだけでも楽しいページがたくさん。
文章はさらっと読めるのに、ポイントとなるところは詳しく記載されているので、一通りの情報を得るのにはちょうど良い本だと感じました。
これまで、台北を紹介した可愛い書籍やガイドブックはたくさんあるのに、台湾南部はとっても少ない…と感じていました。
女友達とも、「台北以外の台湾本って少ないよねぇ~?」と言い合いながら、ネット情報をもとに旅行計画を立てたり。
そのため、台湾南部に焦点をあてた書籍の中で、写真を見て楽しめて、旅行計画を立てるガイドブックとしても実用的なものは初めてだといえますね。
なにより、情報が多すぎても迷うので、コンパクトにまとまっているところが嬉しいです。これから台湾南部の本が増えていきそうな予感がします。
書籍の内容
総件数が200軒(!)を超える取材により、台湾南部の魅力がぎゅっと詰まった一冊に仕上がっています。
より台湾を身近に感じられる内容だと感じました。特に観光情報を知りたい方へおすすめです。一通りの雰囲気や、おすすめポイントがさらっと入ってくる感じ。
同じ台湾でもそれぞれの地域により、雰囲気や、文化に特色がありますね。なにより南部は食べ物が美味しい!
女子旅の計画を立てる際の参考にも◎
私の周りでは、台湾は女友達と観光する人が多いところ。台北を観光したら、南部にも足を伸ばしてみるのも楽しいと思います。
まだ交通網が台北ほど発達していない地域が多いので、バイクに乗れると便利ではありますが、私が女友達と台南を回ったときは、徒歩とバスを利用したり、バイクなしでもOKでした。
そういったアクセス情報もひとつひとつに記載があるので、どうするか計画が立てやすそうです。
ページの雰囲気が魅力的 (画像あり)
台湾旅行に役立つ情報、カフェ、レストラン、小吃、ホテル(民宿)の情報に加え、台湾観光にはかかせない夜市の情報、可愛く個性的な台湾雑貨などのお店が数多く紹介されています。
澎湖島については、紹介しているメディアはまだまだとても少ないので参考になると思いました。ネットの情報は飛行機の中では読めないですしね。
自然豊かなビーチリゾートなので海や空、空気も綺麗ですが、観光イベントが盛りだくさんなのも魅力。毎年、花火大会も開催されています。
デメリットは、風が強いこと、台風の影響で島から出られなくなることがあることですかね…。
まとめ
著者が女性の本は、シンプルに読みやすくまとめられていることが多いので、台湾関連本以外でもよく読みます。
こちらのガイドブックは、旅行カメラマンさんが作られただけあって、フォト(写真)のセンス、デザインが特に素敵だなと感じたのが率直な感想です。
内容も、相当な台湾南部フリーク以外の方なら満足間違いなしだと思います(笑)
ただし、歴史やマニアックな台湾を求めている方には、そういった主旨の本ではないので不向きかもしれません。
矢巻さんは他にも1冊、海外フォトガイドブックを出版されており、そちらも可愛く充実した内容で評価も高いです。
今回は人気のある台湾本ということで、より話題になることは間違いないですね。私もこちらの本を持って、高雄や台南の行ったことのない場所や雑貨屋さんを訪れたいです。