台湾グルメで有名な牛肉麵(ニィオウロウミエン)!澎湖にもとっても人気で知名度が高いお店はあります。
そのうちのひとつが、澎湖水族館の近くにある美東芳。地元の人からも、味もコスパも最高!と口コミ評価の良いお店です。
しかし…牛肉麺をあまり好きではないという日本人はけっこう多いのでは?
紅いスープの牛肉麺は八角が使われていることが多く、台湾ぽい少しクセのある風味なので好き嫌いが分かれるメニューですね。
うちの夫も、私が台湾で買ってきた牛肉麺のカップラーメンを食べていると、「その匂いダメ…」と部屋の扉を閉めて避難してしまいました。美味しいのに。
ミニトマトを入れてアレンジしたり。
台湾でもお店によって八角は使われていなかったりごくごく控えめにしてあったり、紅焼ではない透き通ったスープの牛肉麺もあります。
美東芳の牛肉麺も香辛料の風味はありますが控えめなので、台湾ごはんに慣れていない日本人でも美味しくいただけると思います。
また、私はこちらのお店ではどちらかというと、牛肉麺よりも滷味(ルーウェイ)がお気に入りです!通常はクセのある煮こみですが、やっぱりとても食べやすいです。私からすると美味!
調味料好きにおすすめの山椒ジャンも自由にトッピングできるので、ぜひ一緒に試してみてください。牛肉麺にとっても合いますよ。
「美東芳」の場所|アクセス
馬公市内中心部からは、バイク(スクーター)で約25〜30分くらいの距離です。
お店の前から見える、前方のアーチになっているところをくぐった先が澎湖水族館。緑が生い茂って見えるのは、ガジュマルの木です。
保安宮よりは規模は小さいですが、ひと休みするのにもぴったり。
美東芳牛肉麵
住所:澎湖縣白沙鄉港子村67-2
営業時間:朝10:00~14:00
夕17:00~19:00
お店の外観・店内
馬公市方面から走ってくると、左手側にお店があります。
一見すると、お店…?と思ってしまう佇まい。奥に入口があります。
店内は広めです。外にも座席が設けられていますが、夏のハイシーズンにはすべて満席になります。
メニュー表 (日本語訳)
各テーブルに置いてある注文用紙に数量を記入してお店の人に渡します。
価格は、壁に貼ってあるメニューと価格が記載された用紙で確認します。台湾の飲食店は、価格変動が多いので、変更のときに破棄しなくて済みますね。
- 牛肉麵 (肉入り)
- 牛肉乾麵 (肉入り混ぜそば)
- 牛湯麵 (肉なし)
- 什錦麵 (五目そば)
- 餛飩麵 (ワンタン麺)
- 紅油抄手 (ラー油まみれの辛いワンタン)
名前の横に、冬粉(はるさめ)・米粉(ビーフン)・米苔目(日本にはないふわもにゅっとした麺)があるものは、麺をそちらに変更できるよという意味です。
「◯◯湯」はスープのことです。
一番人気の牛肉麵
メニューの一番上の牛肉麺を注文。少しだけ、香菜(パクチー)かそれに近い香草がトッピングされています。
しょうゆベースのスープが飽きのこない美味しさです。お肉がやわらかく、量も多いのでかなりの満足感♪
テーブルの山椒ジャンと辣椒という辛いラー油を少量加えると、またより風味が引き立ちます。
牛肉入りの滷味(ルーウェイ)
牛肉麺とぜひ一緒におすすめしたいのが滷味。こちらは総合のお肉入り100元のもの。
滷味は台湾の煮こみ料理。独特の風味があり、その香りは台湾のコンビニの中に近いです。
通常は夜市などの屋台や食堂で、自分の好きな具材をカゴやお皿に入れて選び、お店の人に手渡します。合わせて煮込んでもらえば出来上がり。
システムが少々分かりにくいことや、鶏の脚など日本人からするとマニアックな食材もあるので、はじめての台湾旅行では食べる機会がとても少ない一品でしょう。
ふつうは小籠包やチャーハン、フライドチキン、フワフワかき氷など絶対失敗しないメニューを選びますよね…(笑)
私が好きな具材は、昆布とゆで玉子、プルプルしている謎の肉です。麺とあえることができるお店では、王子麺とサツマイモの葉っぱ!
こちらでは、選ばずにセットでひと通りの具材を楽しむことができるので、滷味デビューにおすすめです。タレが美味しい。
ミミガー(豚の耳)が食べられるのなら、大体の食材はOKです!沖縄の人は絶対いけるw
山椒ジャン・辣椒
私の中で、愛しのジャンシリーズに加えたいのが山椒ジャン。柚子の皮のような風味もあり絶妙な香辛料なんです。
テーブルに置いてあるので、気に入れば購入することも可能です。
ジャンといっても、おなじみのオイル漬けではなくパラパラとしていて、山椒の佃煮風。うどんやそばにも合いそうな味わいでした。250元なら安価だと思います。
美東芳まとめ
お店を出たらお店の人のスクーターの上でネコがまどろんでいました。
- 大橋や灯台へ向かうなら寄ってみよう
- 牛肉麺の有名店
- 滷味(ルーウェイ)が美味しい
- オリジナル調味料がおすすめ
- 澎湖水族館と秘境スポットが近い
滷味を食べきれなくて余らせてしまったので「打包(包んでもらうこと)」をお願いしてビニール袋で持ち帰り、夜に家でごはんのおかずにしました。この文化良いですよね♪